【のまど倶楽部】のスキルアップ! ~フライヤー組み立てについて〜
フライヤー(チラシ)作りをする時には何からはじめ、どんな作業が必要なのか分からないこともあるのではないでしょうか。”【60代グラフィックデザイナーが説明】フライヤー作成の準備”ではフライヤー作りのための「内容の考え方」「制作準備」「フライヤー作成のグラフィックツール検討」についてご紹介します。
「フライヤー」と「チラシ」
※フライヤーと似た用途の言葉に「チラシ」がありますが、現代においてはフライヤーとチラシはほぼ同じ意味と考えて差し支えありません。 どちらも紙に印刷された広告物を指す呼称であり、明確な区別はありません。
フライヤーの内容の考え方|5W1Hを使ってみましょう
まり3、”5W1H”ってなあに?
フライヤーに盛り込む内容を考えることは、そのフライヤーを届けたい相手や目的を明確にして、方向性を決める大事な工程です。「誰に何をどのように伝えるか」を考えて作成しますが、何を入れようかと迷った時には5W1Hを使って考えることでまとめやすくなります。
フライヤー作成に必要な記載内容を5W1Hに当てはめてみましょう
”5W1H”は「Who 誰が、When いつ、Whereどこで、What何を 、Whyなぜ、Howどうした」
です。余談ですが、カードに誰が、どうしたなどと書き込んでシャッフルして読み上げるアナログゲームもあったわね(笑)
下記のように作成したい内容を5W1Hに当てはめるとわかりやすくなります。
Who (誰にフライヤーを届けたいのか)、When (フライヤーを必要としている期間はいつなのか)、Where (フライヤーはどこで使われるのか)、What (フライヤーで何を訴えたいのか)、Why (なぜチフライヤーが必要なのか)、How (どのように訴えるのか)
フライヤーの制作準備をしましょう
作りたいフライヤーのイメージが固まったらフライヤーの制作準備をしましょう。
記載内容について
以下はよく使われる盛り込み素材です。これらはデザイン作成前に集めておくと良いでしょう。
- フライヤーのサイズ
- タイトル、
- 説明文
- 商品の金額などサービス内容
- 住所などの情報
- ラフレイアウト作成
- 写真、イラスト、ロゴ
記載内容の洗い出しをしましょう
フライヤー内容で決めたターゲットに向けて、記載する具体的な内容を洗い出します。以下はお店などの新規開店チラシを作成する場合の参考事例です。
制作事例|お店などの新規開店お知らせのチラシ(サイズA4)
記載内容|■タイトル ■説明文 ■サービス内容 ■キャンペーン ■連絡先、アクセス情報
タイトル、開業日、説明文、サービス内容、連絡先や住所などの情報用意、決定しましょう
記載内容雛形に、実際に使用する内容を入れていきます。以下は下北沢に新規オープンするカフェのフライヤー作成する場合の参考事例です。
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制作事例|下北沢にオープンするカフェのチラシ(サイズA4)
■タイトル:下北沢にCoffe Uram OPEN!!
■説明文:当店自慢の有機栽培コーヒーとこだわりのパンケーキをご用意しました。皆様のご来店をお待ちしています!
■サービス内容、サービス説明:Uramランチ‥¥1,200、パンケーキ‥¥1,000、自家製パン(おかわり自由)‥¥800、有機栽培コーヒー:ブレンド‥¥500 ラテ‥¥600 カプチーノ‥¥600
■キャンペーン:20**年*月*日〜*月*日まで先着10名様にオリジナルグッズプレゼント!
■開店日:2024年4月1日(*曜日)AM:11時OPEN (営業時間:月曜〜土曜日11:00~20:00、日曜日休業)
■連絡先、アクセス情報:住所 〒111-11 東京都世田谷区下北沢1-1-1 XXビル1F tel 03-0000-0000 fax03-0000-000 e-mail abcd.efg@gmail.com ホームページ:https://XXXXX.com
ラフなレイアウトを作成しましょう
コピーなどの情報や素材が揃ったら、ラフレイアウトを作成します。
どのようにレイアウトしてチラシにするか、鉛筆やアプリケーションなどを使用し設計図となるラフなフレームを作ります。*細かな表現方法はデザイン制作で仕上げられますので、この段階では情報を過不足ないように配置するのが目的となります。以下はIllustratorを使用して作成したサンプルです。
手書きで作ってももちろんOK!ラフレイアウトを作る時は作り込みの必要はありません
写真、イラスト、ロゴ、地図など素材を準備しましょう
レイアウトのラフスケッチが完成したら、デザイン制作時に必要になる写真やイラスト、ロゴ、地図などを集めます。必要に応じて足りない素材はクライアント(フライヤーの依頼人)にお願いするか作成します。
用意したい素材例
- メインの写真やメインイラスト
- 商品写真、説明用の写真
- 賑やかになるイラストのカット
- アイコン
- ロゴ
- 地図
フライヤーをPCで作成|グラフィックツールを検討しましょう
必要な素材が整ったらPCを使用しデザイン制作を行います。
プロの現場ではフライヤー制作はAdobe Illustrator、Adobe InDesignなどが主流ですがMicrosoft OfficeのPower Point、Word、 Excelなど一般の方でもよく使われるソフトでも作成できます。また最近はCANVAやデザインACなどアプリケーションをダウンロードすることなく無料でも作成できる便利なツールでの作成も可能です。以下は当ブログでご紹介するアプリケーションとなります。よろしければご訪問ください。
当ブログでご紹介する主なグラフィックツールです
フライヤー作成|使用されることの多いアプリケーション
Adobe (Illustrator、 InDesign、Photoshop、)
フライヤー作成|当ブログでご紹介する他アプリケーション
Adobe Express
Microsoft Office(Power Point、Word、 Excel)
CANVA
デザインAC
アプリケーション作業の仕方、印刷入稿の準備については別ページにてご説明しますね
”フライヤー作成の準備について”のまとめ
”フライヤー作成の準備について”のまとめは以下となります。
ご訪問ありがとうございました!
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